1)1990年 1月26日
 日本科学技術情報センター(JICST)の「九州情報研究会」(略称「九情報研」)懇親会にて、九州地域で知的財産権についての研究会的取り組みが必要であることが話題となる。
 当時、九州の主要な大学では、知的財産権法に関する講義は行われていなかった。知財管理についての実務者向け研修プログラムも東京と大阪に偏在しており、実務者を要請するためには、わざわざ東京や大阪まで出向くか、社内でのOJTしかなかった。

2)1990年 2月10日
第1回会合を開催。(3名) 
九情研運営委員 松田 和也 氏(当時三菱化成に勤務)
        矢次 英夫 氏(当時触媒化成工業に勤務)
        弁護士 永野 周志 氏
 以降、毎月1回の割合で、九情研運営委員の故久保 優 氏(当時三菱重工に勤務)の4名にて研究会を開催。研究会のコンセプト、運営方法、組織作り等について検討する。

3)1990年 10月24日
 広募を目的にJICSTに九州情報研究会にて知的財産権をテーマとするセミナーの開催を依頼。「第25回九州情報研究会」(北九州市所在商工貿易会館)にて実現した。
  テーマ  「知的所有権による情報の保護」
  講師       永野 周志 氏
  コーディネーター 松田 和也 氏

4)1991年 2月16日
 第10回会合を開催。下記7名にて知的所有権研究会の運営方針が決定する。
  ・松田 和也 氏 (三菱化成OB)
  ・矢次 英夫 氏 (触媒化成工業研究開発部触媒研究所)
  ・小田 浩志 氏 (九築工業技術部技術課)
  ・古賀 博隆 氏 (電気化学工業大牟田工場開発研究部)
  ・古川 満彦 氏 (日本タングステン第1研究開発部)
  ・堀 正夫   氏 (富士工業所技術開発部)
  ・永野 周志 氏 (弁護士)

5)1991年 3月11日
 冨士工業株式会社(北九州市戸畑区)会議室にて、知的財産権に関する研究会を開催。会場提供は、堀 正夫 氏(富士工業所技術開発部)の好意による。以降、毎月1回、例会を開催。

6)1993年 4月1日
 社団法人 九州・山口経済連合会(現:九州経済連合会)に事務局を移管。

7)1998年6月19日
 第100回記念会合を開催。
 1990年2月10日の第1回開催以来100回目。

8)2002年9月20日
 第150回記念会合を開催。

9)2003年5月1日
 「知的所有権研究会」改め「知的財産権研究会」へ改称

10)2007年1月19日
  200回記念式 開催

11)2011年1月21日
  250回記念式典 開催

12)2015年3月20日
  300回記念式講演会 開催